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福祉村の取り組み

全施設にてBCP訓練を実施

11月18日に相模福祉村ではBCP訓練を実施しました。

BCPとは“Business Continuity Plan”の略語であり、日本語で言えば「事業継続計画」となります。

私たち相模福祉村で展開している事業は多岐に渡りますが、その中で各事業所で共通して忘れてはならない事として、「私たちは人の命をお預かりしており、中でも一番大事なことは安心と安全である」という事を先ずは再確認しました。「安心と安全」とは、ある意味「当たり前」の事かも知れません。
今回は「災害時」にその当たり前を提供するための訓練で、特に「大地震」を想定したものでした。

今回の訓練での具体的な内容としては

●シェイクアウト訓練
地震発生時に身を守る訓練で
①姿勢を低くする ②頭・体を守る ③揺れが収まるまでじっとしている
この3点が基本となります。

●トリアージ訓練
トリアージとは、災害発生時などに多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先度を決めることで、今回の訓練では介護職員から、ご利用者の状況報告が入ると、それを即時、看護師に伝え、看護師が下記4段階のトリアージを行い、治療の優先度を判断していくというものでした。

第1順位:最優先治療群(重症群)
第2順位:待機的治療群(中等症群)
第3順位:保留群(軽傷群)
第4順位:無呼吸群・死亡群

●災害本部としての訓練
地震発生後、速やかに災害本部を設立して
「施設全体での状況把握」や「災害時物資の場所確認」。実際の本部となる場所での「テント設営」までも実施しました。
更には法人各施設にトランシーバーが設置されていますが、そのトランシーバーを使用した情報伝達の訓練なども行いました。

各施設共通の課題として、大規模な災害の中で、ご利用者・職員の身を守りつつも必要な支援を行うため想定される問題に対して解決するための知恵を出し合い、万が一の場合にも慌てず行動できる方策を共有しました。

災害が発生しないことが一番であることに間違いはありませんが、万が一の際に「当たり前のことを準備し」常に「安心と安全を提供できる」ように相模福祉村の全施設は努力して参ります。

主な施設でのBCP訓練に関するBLOG
柴胡苑:<BCP訓練
虹の家:<BCP訓練
縁JOY:<BCP訓練と炊き出し訓練

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