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福祉村の取り組み

2023年の3.11に想うこと

3.11=2011年3月11日の東日本大震災から12年目を迎えました。今年も犠牲者の方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
つい先日も、現在進行中である「社史編纂」関連で取材を受けた際に、発災数日後の現場に駆けつけた時の衝撃と、数日の滞在予定であったところが約一カ月の滞在となり、その間、被災地の方々のお姿を思い出すと同時に、その後の私の福祉事業に与えた影響など。。。改めて当時の様々な出来事について思いを巡らせておりました。

最近はウクライナでの戦争や、2月6日の「トルコ・シリア大地震(2023年ガズィアンテプ地震)」では5万人を超える死者が出るなど世界中で悲惨かつ衝撃的なニュースが毎日伝えられ続けています。ともすれば12年前の出来事は当事者の方々以外の記憶からは薄れていっているのではないか?といった事までも考えてしまいました。
ただ私たちの住む国土は地震からは決して逃れられません。ならば「起こった時にどのような行動をすべきか?更には「如何に備えるか」という事を常に自分事として考え行動していかなければならないという事を常に胸に刻むべきだと思っています。

「喉元過ぎれば熱さを忘れる」諺通り、どのような事でも人の記憶は薄れてしまうものです。ただ毎年、3.11には当時の事を思い出し自分事として「備えと行動」に想いを巡らしアップデートし続けることが日本に住む全ての人たちへの東日本大震災の犠牲者の方々からの贈り物であり、供養になるのではないか?と考えています。

一方、先にこちらでも報告しました2026年4月落成予定の「たんぽぽの家」「虹の家」「柴胡苑」3施設建替プロジェクト。こちらの大きな目的の一つに
★多機能型複合施設を目指す=「どんな障がいがあっても、高齢になっても、住み慣れた地域で安心して暮らせるところを目指し、かつ災害時の緊急避難場所としての機能も備えたものであること」という点があります。
このように災害の発災時に周辺住民の方々にとりましての「命の拠点」となる機能も大いに盛り込むつもりです。

本日14時46分。私たち相模福祉村でも黙とうを捧げます。
そして何時、如何なる時も相模原の人々を助けられる存在を目指して、今後も進んで参ります。

最後に変わらぬご支援賜りますよう重ねて御願い申し上げますと同時に、改めまして東北で被災された方々が少しでも早く以前にも増して平穏な日常を取り戻される事を心よりお祈り申し上げます。

2023年3月11日
相模福祉村理事長
赤間源太郎

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