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地域貢献・社会貢献

文化の日に思うこと

「相模福祉村を『わが街の文化』に!」というスローガンのもと私たち相模福祉村は39年間、相模原で私たちが必要とされている命題に向き合っています。

ただ、福祉を特別な活動として行うのではなく、地域の人の営みの一部にするという願い。「病気になったら、病院へ行く」「子育てを安心して行えるように保育園へ行く」「ご両親のセカンドライフ支援として介護施設に行く」…生活圏内に施設があるからこそ、子どもから高齢者まで全ての人が安心して暮らせるようになる。これこそが私たちが目指す地域共生のカタチであり、生活の延長線上にある「文化」となるのだと考えています。

そもそも文化の定義とは?改めて調べてみました。

学問、芸術、宗教、道徳のように、主として精神的活動から直接的に生み出されたものを文化という。そこには、少なくとも理念としては、人間の営みを充実向上させるうえで新しい価値を創造するという意味が含まれている。ひと口にいえば、知性や教養ともいえる。
(※ 日本大百科全書(ニッポニカ)「文化」の解説からの引用)

文化(ぶんか、ラテン語: cultura)には、いくつかの定義が存在するが、総じていうと人間が社会の構成員として獲得する多数の振る舞いの全体のことである。社会組織(年齢別グループ、地域社会、血縁組織などを含む)ごとに固有の文化があるとされ、組織の成員になるということは、その文化を身につける(身体化)ということでもある。人は同時に複数の組織に所属することが可能であり、異なる組織に共通する文化が存在することもある。
(※wikipedia「文化」より引用)

精神的活動から直接的に生み出されたもので、社会組織ごとに固有の文化がある。と考えますと、私たちがスローガンの次に、よくお話すること=相模福祉村のことについて「どこにあるの?」と問われる。私たちはそのつど禅門答えよろしく「あなたの心の中にありませんか?」と反問する。という点に繋がります。

 いつの日か、「介護」が明るい話題になるように。いつの日か、近所の子供たちが当たり前のように「障がい」を抱える子と手を取り合えるように。いつの日か、「子育て」が地域のものとなるように。いつの日か、「虐待」や「孤独死」や「貧困」が新聞記事から外れるように。そんな意味を込めて「あなたの心の中にありませんか?」とお尋ねしているのです。『幸せの青い鳥』は、すぐそこにいるのだと信じて…

地域の方々に支えられ私たちはお陰様で来年40周年を迎えます。皆さんの心の中にいる「幸せの青い鳥」=文化を、これまで以上に追及して参ります。

そんなことを今日=文化の日に思っています。凡事徹底

2022年11月3日 文化の日に
相模福祉村 理事長
赤間 源太郎

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