「柴胡苑」は、相模福祉村初の特別養護老人ホームとして平成9年に開所以来、「認知症の人」ではなく、「どのような人か」を知る事をケアの根源とし、『ご利用者』に『介助者』が安心・信頼できる人として受け入れてもらえるよう取り組んで参りました。
『認知症の最後の砦』として周辺地域の事業所・医療機関等から評価をいただき、認知症の周辺症状(徘徊・暴言・介護抵抗など)のため、他の施設の利用を断られた、と相談にこられるケースが年々増えてきました。
令和8年(2026年)に「障害・高齢複合施設」として同じ場所に開所することが予定されています。そのため、柴胡苑は6月末日をもちまして全ての事業を休廃止することとなりました。
ご利用されていた皆様、ご家族様、近隣施設の皆様にご理解、ご協力いただき、ご利用者の生活の場の移行を終えることができました。知識・技術を磨き、更にパワーアップした施設となれるよう、邁進して参ります。
今後とも相模福祉村への変わらぬご支援、ご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
特別養護老人ホーム「柴胡苑」施設長 及川 悦子