本日、第49回衆議院議員総選挙・第25回最高裁判所裁判官国民審査の不在者投票を、縁JOYにて行いました。
これは「都道府県選挙管理委員会が指定した病院や老人ホーム等に入院・入所中の人は、その施設内で不在者投票ができます。」という制度を利用したもので、希望する方は事前に投票用紙を請求し、施設内で自分の投票用紙をつかって投票を行い、その投票された用紙を、施設が取りまとめて選挙管理委員会に提出します。
縁JOYの投票所は、会議室です。壁際の机に鉛筆が置いてあり、そこで投票用紙に記入し、「小選挙区」「比例」「国審」3つの投票箱に投票します。正しく選挙が行われているか、立会人が立ち会い、確認しています。
はじめに、3つの投票用紙の入った封筒を見て頂き、それぞれに自分の名前が書かれているか、確認していただきます。封筒の下に貼られたシールに書かれた名前は小さくて、高齢者にはちょっと読みにくい・・・
それから、壁際のテーブルに移動して、自分の小選挙区の候補者を記入、比例代表の政党、最高裁判官の審査をおこないます。
そして、それぞれの投票箱に投票します。3つすべて投票して終了です。
縁JOYでは、利用者の1/3にあたる30名ほどの方が投票されました。
皆さん、事前に新聞に折り込まれた選挙公報を見て、「私は○さんに入れるのよ」「もうこの歳だから最後の投票になるかも」などお話しされながら、不在者投票を楽しみにされていました。
間違えて候補者の名前のかわりに自分の名前を書いてしまう方もいましたが、投票が終わると、皆さんとても得意げに「ちゃんと裁判官にチェックつけたよ」など教えてくださいました。
立会人の方も、こうして入所者の皆さんが選挙に関心を持ち、投票されることにとても感銘を受けておられ、ぜひ、有権者の高校生など若い人に伝えたいと言われていました。
老人ホームに入所したら今までの生活はできなくなる、ではなく、入所してもなるべく今までと同じように社会参加をして頂きたいと、縁JOYは考えています。