3月3日(月)。緑区にて進行中の児童養護施設「Mele’Ohana(メレ・オハナ)」の地鎮祭を執り行いました。
「Mele’Ohana(メレ・オハナ)」とは、ハワイ語で「家族の歌」と言う意味です。ここで『Ohana(オハナ)=家族』の概念ですが日本でいう家族のそれより広くて、例え血の繋がりはなくても、一緒に暮らす人たちや、ひとつの目標に向かって力を合わせて進む人たち、みんなを意味している言葉です。
当日は朝から雨模様でしたが、地鎮祭に於いて「雨」は「清めの雨」であり、「雨降って地固まる」と言う諺がある通り縁起が良い日であります。
地鎮祭とは建築や工事を始める前に土地の神様に感謝し、安全と成功を祈願する儀式です。主な流れとして、神主が土地を清め、供物(米や酒など)を捧げます。その後、「刈初の儀」で施主や施工関係者が象徴的に土を掘る動作を行い、最後に玉串拝礼で祈りを込めて榊の枝を神様に捧げます。この伝統的な儀式を通じて、土地や工事に対する敬意を表し、安心感を得ることができます。当日は亀が池八幡宮の宮司様をお迎えして粛々と進行しました。
更に3月16日(日)。原宿南地区自治会館にて近隣住民の方々に「近隣説明会」を実施しました。
当日は、相模原市こども家庭課の方2名と、建設会社、日比野設計3名が来園しまして、今、なぜこの地区、場所に、児童養護施設が必要なのか・・・ということを相模原市の虐待事案、件数等、子供たちを保護しなければならない社会的養護の観点から話をしていただきました。
そして理事長からは、「子供たちを守っていくためのこの事業を是非うちがやりたいという思いが抑えきれなかった」という話がされました。
40名近くの、民生児童委員、近隣住民の皆様方、学校関係者、同業者などがお集まりいただき、大変に関心が高かったです。
多くの方々から、「地域と共に子供たちを育んでいきたい」であったり「手を取り合って、コミュニティをともに活用したい」と言ったご感想。そして「いつでも相談をして地域自治会を活用してください」等々ありがたいお言葉をいただきました。
竣工は2026年2月の予定。施設の完成まで近隣の皆様へご迷惑などかけないよう細心の注意をもって事に当たらせて頂きます。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。